不動産投資信託(J-REIT)のはじめ方③ -分配金の受け取り、売却益の確定-

不動産投資信託(J-REIT)の以下のステップのうち、本記事では③について説明します。

  1. 口座開設
  2. 入金・取引
  3. 分配金の受け取り(インカムゲインの獲得)、売却益の確定

不動産投資信託(J-REIT)の投資のリターンは株式への投資と同様に、以下のようなインカムゲイン・キャピタルゲイン(ロスの可能性もあります)で構成されます。
インカムゲイン
配当金(不動産投資信託では分配金と言います)の受け取りです。
キャピタルゲイン
証券の売却益を意味します。買った時よりも売った時の証券の値段が低ければ、キャピタルロスになります。

これらについて項目ごとに解説します。

分配金の受け取り(インカムゲイン)

分配金は、不動産投資信託の資産運用益が投資口数に応じて投資家に配分されます。
分配金を受け取ることができるのは「権利確定日」に証券を持っている投資家です。
不動産投資信託の取引は売り注文や買い注文が約定した日から4営業日目に受け渡しが行われるため、その期の分配金を受け取るためには「権利確定日の3営業日前(権利付き取引最終日といいます)」までに証券を購入しておく必要があることに注意してください。
権利付き取引の翌日は、「権利落ち日」と言われます。権利落ち日に証券を購入してもその期の分配金は受け取れませんが、保有銘柄を売却した場合はその期の分配金を受け取る権利があります。
分配金はそれなりの額になりますから、権利確定日に接近した時期に証券を購入すると、証券価格が上昇する場合も多いですから注意しておきましょう。

不動産投資信託の分配金は年1回の分配としている投資法人もあるようですが、原則として年2回支払われます。
分配金が支払われるのは決算期の3ヶ月後ですから、3月決算の投資法人であれば6月に分配されるとくイメージでいると良いでしょう(投資される各銘柄の情報をご確認下さい)。

分配金は自宅住所に、資産運用報告書とセットで郵便振替支払通知書が送られてきますので、これを金融機関に持参すると換金できます。

売却益の確定

不動産投資信託(J-REIT)も、実物不動産への投資における物件売却と同様、証券の売却で投資の1サイクルが終了します。
売却した時の価格>購入時の価格であればキャピタルゲイン
売却した時の価格<購入時の価格であればキャピタルロスと言います。

売り時の考え方は、不動産投資信託の場合「運用利回り、分配金利回りが下がってきた頃」と考えておくと良いでしょう。
なぜなら、利回りは「収益÷価格」で表されますから、利回りが下がってくるということは収益が下がっているか、または価格が上昇しているかのいずれかです。
収益が下がっていれば少ない分配金しか受け取れないですから、見切りをつけることを検討する段階になっています。
価格が上昇していれば、売り時ということは言わずもがなでしょう。

まとめ

  • 分配金の受け取りの際の、権利確定日と取引確定しなければならない時期に注意
  • 証券の売却の際には売却益も考えておくべき

 

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