【不動産投資】プロパンガスの業者変更で超怖い思いをした話②

前回の記事の続編です。

プロパンガス業者変更で超怖い思いをした話

苦難の始まり

解約通知を行いビールを飲みたい気分ではありますが、仕事をさぼりまだ会社員でしたが自宅でユーチューブを観ながら悦に浸っておりました。

この静寂と達成感は、あっさり一本の電話で覆されます。

A社がB社にFAXを送った10分後、知らない番号からの着信がありました。

私は知らない番号からの着信には応答しないので、着信に出ずに携帯を放置しているとおよそ1時間の間に20回の着信があります。

この時点では、気味が悪いなとは思ったもののB社からの電話と気づきません。

この電話がB社からの電話と気づいたのは、その一時間後(9月16日午後3時過ぎ)にB社による自宅訪問を受けてからでした。

共同玄関からのテレビドアフォンに映るのは、郵便局員らしき2人組

郵便配達と思い、何も考えずに応答します。

「B社の××ですが・・・」

B社のある埼玉県X市から私の自宅まで、高速を使っても2時間はかかります。

解約申し出のFAXを送付したのが午後1時で、B社の訪問を受けたのが午後3時…。

彼らはFAXを受け取ると同時に、私の家を目指したのでしょう。

「解約の交渉はすべてA社に委任したので御社と話すことはない。帰ってほしい。」

と事前にA社と決めておいた応答を行うも、先方は

「まずは我々の誠意を受け止め、話を聞いてほしい。話を聞いてもらうまで帰れない。」

と共同玄関の前で土下座を始めます。

これには、参りました。

共同玄関には集合住宅の入居者全員が通ります。

不審な人がいると噂になります。

ただ共同玄関を開けたわけではなく部屋の前に来ているのではないので、私宛の訪問者とわからないかなと思ったので、会ったら終わりだと覚悟を決め放置することに決めました

ドアフォンからの呼び出しがなくなって30分後、恐る恐る共同玄関に行ってみると、さすがに帰宅したようで人影はありませんでした。

ポストをのぞくと、切々と手書きで、

①急な連絡で非常に驚いているし、がっかりしていること。

②前オーナーとB社の間で貸与契約があり、貸与した設備の償却が終わっておらず、すべて返却してもらう必要があること。

③B社と契約を継続してくれたらこのようなサービスを提供します。

という内容の手紙が入っていました。

貸与契約については、解説が必要かもしれません。

プロパンガス業者がリフォーム代を拠出してくれる理由

プロパンガス業者はなぜ、設備のリフォームをしてくれるのでしょうか?

それはリフォーム費用を負担したとしても、プロパンガスを長期的に供給してくことで利用者(入居者)からガス代にそのリフォーム費用を上乗せして回収していくことが可能となるからです。

すなわち、プロパンガス業者にとっては、リフォーム費用を負担した以上長い期間利用してもらうことが必要で、そのため通常は貸与契約を結び、5年なり10年なりの間独占的にプロパンガスを供給すること、中途解約を行った場合は貸与している危機の引き上げか解約清算金としてプロパンガス業者が支払ったリフォーム費用を返済することがうたわれています。

前のオーナーもB社との間で、貸与契約を交わしており、B社はそこを主張しているのです。

ただ契約の当事者はB社と前オーナーであり、契約の地位を承継していない当方には関係のない話なのですが、B社はそういう話をしなければならないほど追い込まれていたということでしょう。

その後

その後毎日のように電話と訪問を受けますが、慣れてしまった私は徐々に気にしなくなっていました。

その静寂が破られたのは、またまたB社からのメールでした。その内容は私の会社を訪問するというものです。

当時サラリーマンだった私の会社を何らかの方法で突き止めて、そこに訪問するというものです。

会社に来られて先日のように土下座をされてはかないません。

覚悟を決めて会うことにしました。

それは、最初に解約の通知をした9月16日から6日目の9月22日でした。最後の最後に追い詰められてここまで来たという感じがします。

ようやく待ち合わせ時間になり、私は歩道におりました。

歩いてくる二人組。

前に見た方々です。

ようやく近づいて挨拶を行おうと思った瞬間、 二人組が視界から消えています。

 

あれ?

 

きょろきょろしてみて恐る恐る下を向くと、そこには土下座をした二人組の姿が。

 

これ場所がどこだか想像がつきますか?

 

東京六本木の交差点です。

 

土地勘ある人はもう少し具体体に話します。

 

アラマンダの目の前です。

 

アラマンダの目の前で、二人組に土下座されている私

 

もうここまで来ると笑えてしまいますね。

ただ10秒と我慢できず、土下座している方々を引き起こし、近くの喫茶店に連れ込みました。

埒が明かないと判断し、A社の担当者、法務部員を電話で呼び出し立ち会ってもらいました。

最終的には一連のB社の行動は訪問販売法違反であること、A社に業者を変更する気持ちに変わりはないことを再度伝え、ようやくB社はガス機器の撤去に応じました。

無事解決、帰路につこうとしたときに、ふと一つの疑問が浮かびA社の担当者に尋ねてみました。

私が御社との契約を解除しても同じことしますか?

彼の回答はなく冷やかに笑うだけでした。。。。。

帰りの電車の中で、業者変更を行う前にこの物件は売却しようと心に決めたのは言うまでもありません。

プロパン業者の熾烈な競争と恐ろしさを身を以て体験した1週間でした。

皆様と共有したい2つの反省点

本当に想像だにしないことが起こりましたが、2つの教訓を共有し今回は筆を下ろします。

  • プロパンガスの供給変更によるリフォームは、ただでもらっているのではなく設備貸与であることを理解しましょう。
  • プロパンガス競争激化地域では、供給業者から得られるリフォームのメリットは大きいが、それ見合いで被変更会社からの巻き返しは大きいと理解しましょう。

世の中上手い話だけはないのです。。。

 

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