【不動産投資】スルガ銀行での失敗談① ‐静かに忍び寄りし「スルガ地獄」‐

この記事はスルガ銀行関連の記事を執筆している龍ひろみちの実体験になります。

初めてスルガ銀行関連の記事を読んだ方は下記の記事を先にお読みください。

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静かに忍び寄りし「スルガ地獄」

当時は2012年春でした。

不動産投資をやってみたいという強い気持ちは持っている中、よくわからなかったあの頃。

周囲でやっている人もいなかった中、インターネットで「不動産投資」と検索してみた所、「楽待」という投資物件検索サイトが真っ先に目に入ってきました。

まずは、掲載されている不動産物件を閲覧してみました。
ものすごい数に驚く中、当時はまだ利回り10%以上の物件がゴロゴロあり、私は関東近県の10%以上物件を当たっておりました。
すると、電車で30分位の埼玉県内に利回り10%の鉄骨物件を見つけました。

価格は5,000万円。
これなら手が届くかもしれない。

すかさず、掲載業者に問い合わせると、すぐに連絡があり営業マンと会うことになりました。

初回なので社屋をたずねると、小奇麗なオフィスの応接に通され、とても気さくな営業マンのYさんが現れ、まずは相談申込書に氏名、職業、年収、自己資金、家族構成などを記入しました。

つづいて、さきに問い合わせた物件の話に発展したところ。

Yさん「年収800万円なら、もっと大きい物件いけますよ」

私「自己資金が数百万円しかないんです」

Yさん「オーバーローンでいきましょうよ」

私「?」

Yさん「物件価格と諸経費まで併せて融資を受ければ、その自己資金は使わないで済みます。たぶん、一億はいけます。」

私「でも、そんな高額な融資通ります?」

Yさん「実績十分あります!私に任せていただけませんか」

1億円なんて金額、一生縁がないと思った。銀行が貸してくれるのかなぁ…。

1億円物件のオーナーになれたら、なんかカッコイイよなあ。

すでに心は躍ってしまっていました。

どこの銀行から融資を受けるのか、融資の条件はどうなのかなど、問い返す術もなく、
私は、1億オーナーになれる優越感に浸っており、その日は興奮してよく眠れませんでした。

翌日、Yさんが自宅を訪ねてきました。

私は、用意していた預金通帳、源泉徴収票、運転免許証のコピーを彼に渡したところ、あとは彼がすべてやってくれる、といいました。

私は「何といい人だ」と感じてしまいました…。

Yさん「今回融資を申し込むのはスルガ銀行です。金利は4.5%です」

私「金利高過ぎませんか?」

Yさん「他の銀行よりも融資期間を長くとれるので、毎月の支払い額はほとんど変わりませんよ」

私「そうなんですか…。スルガ銀行ですか」

Yさんの説明は下記のような内容でした。
対象物件 RC築27年(3LDK 10室)
価格1億円
表面利回り9.6%、毎月家賃80万円(いずれも満室想定)
現況満室
融資 物件価格1億円+諸経費1千万円=1億1千万円
スルガ銀行金利4.5%
融資期間30年
毎月の返済 55万7千円

本件のポイントは下記の通り。

  1. 毎月の家賃から銀行返済を引くと24万円が手元に残る。年間約300万円のキャッシュを生み出す。
  2. 他行では耐用年数までしか融資してくれず、融資期間は最高でも20年。金利2%で計算すると毎月の返済は55万6千円と、ほぼスルガ銀行融資と返済額は同じ。

目の前でぱっぱと計算機を軽快に操りながらの小気味よい説明に、私は何も疑うことができませんでした。

何よりも1億オーナーになれるという具体的な実感に酔いしれていました。

こうして、スルガ銀行からの融資で始まるスルガ地獄は、無知で、舞い上がったサラリーマンのもとに静かに忍び寄るのでした。

次回に続きます。

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龍ひろみち

スルガ再生請負人。スルガ銀行の高金利、オーバーローンに苦しみ、約2年もの間、夜も眠れぬ日々を過ごすも自力でスルガ銀行との決別に成功。今では10億を超える資産を保有するメガ大家。自らの経験を活かし「スルガ再生請負人」としてデビューし、多くの方をスルガ銀行の苦しみから解放してきた。