不動産投資では、融資をどのようにしてつけるかが大きな課題となってきます。
融資付けを行う際、自分の窓口である銀行担当者との話のポイントは、「不動産を購入できる人=融資の金額が見えていて、物件に問題がなければ買うことができる」ことと、担当者との信頼関係を築くことです。
つまり、「上限○億円くらいまでなら融資できるだろう」との見込みを銀行担当者から教えてもらい、不動産業者に対してそれを伝えることができる状態にまで持っていくことです。
今回は、そんな良い銀行員の見分け方と、彼らへの理想的な対応についてお話をしていきます。
[ad#co-1]良い銀行員と悪い銀行員の見分け方
不動産投資の観点での、良い銀行員と悪い銀行員の見分け方をお伝えします。
不動産投資における良い銀行員とは、
- 不動産融資に詳しく、投資家の要望を理解してくれる。
- 良い点を見つけて融資を取り付けてくれる。
逆に悪い銀行員とは、
- 不動産融資が未経験
- 規定に沿った話しか受け入れない
- 投資家目線ではなく銀行目線
不動産融資に詳しいという条件は「銀行の融資担当なら当たり前」と思われるかもしれませんが、銀行の融資担当者は事業融資がメインで、不動産融資に詳しくない人もいます。
担当者が不動産融資に詳しくない場合、少しでも条件が外れると稟議を通すことが難しくなり、たとえ優秀な銀行員でも投資家にとっては良い担当者と言えないのです。
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良い銀行員への望ましい対応とは?
良い銀行員にはどのような対応をすべきなのでしょうか?
そもそも銀行員は大変ハードな職業です。複数の案件を同時にこなさなければなりません。
そのような状況で、もしあなたの書類に不足があったらどう思うでしょうか?その銀行員のやる気はたちまち落ちます。
彼らにとって、返答メールや折り返しの電話はすぐに来るとありがたいものなのです。
また、見方を変えると、担当者はあなたの融資を通すため、行内の銀行員と対峙してくれる大事な「味方」とも言える存在です。
その担当者が、追加の資料で何とか稟議を通すことができそうだと判断すれば、「書類を持ってきてください」と要求してくると思います。それに対して、リズムよく返せなければ、やる気が削がれることもあるでしょう。
実際のところ、仕事が出来る担当者ほどせっかちです。事業計画、いろんな書類を出してきては、担当者がどんどん動き出すのです。
それを「面倒くさい、最初に言ってくれよ」なんて思ってはいけません。
本気を出した担当者だからこそ、「なんとか審査を通してあげたい」と追加資料を求めてくるのです。
また、銀行から渡された所定の書式を完璧に埋めることも大切な要素です。
このような一つ一つの対応の積み重ねは、稟議書の人物評にも反映されます。「マジメ」「熱心」「事業意欲が十分」という評価が得られる可能性もあります。
銀行はあなたの対応を見ています。数値化できない部分だからこそ、行動で測られるので、迅速かつ真摯な行動を示すことが重要なのです。